【公認会計士短答式】がんじがらめ式勉強法・監査論【水物科目?70点死守戦略】

実務経験が無いため、結局テキストに書いてあることしか教えられないおっさん 短答対策
実務経験が無いため、結局テキストに書いてあることしか教えられないおっさん
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がんじがらめ氏

今回の記事は、短答の監査論の勉強法!
本試験でなんとか70点を取れるように戦略的に勉強していた当時の私の戦略となります。
ちなみに合格時の自分の点数は75点だった!!

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監査論

1.短答式の監査論の出題問題について

自分が受験生時代だったときの監査論の出題形式と傾向は概ね以下の形でした。
・全20題で1題5点で、公認会計士法・倫理規則:10点 監査基準・実務指針:60点 監査報告論:20点 その他:10点 の100点問題。
・基準の文言がそのまま問題文として出題されることもあるが全体の割合としてはそこまで高くなく、公認会計士法・倫理規則・監査基準・実務指針とまともに全部の条文を暗記しようとすると膨大な時間が必要であり、また、条文のすべてを理解するのは受験生にとってはなかなか難しい。
 したがって個人的には以下の考えのもと、戦略的に学習していました。

企業法や財務諸表論のようにやればやるだけ得点に直結する試験科目とは言い難い面もあり、監査論は「守り」の科目

2.本試験の設定目標(合格点の設定)

・短答式試験は全科目合計が350点を超えている必要があるものの(※)、監査論を高得点獲得するためには他の科目よりも不確実性が高いため「守り」の科目として設定し、本試験では70点はとりたい、最低でも65点は下回りたくない、という目標設定をしていました。

(※)合格水準は試験回によって変動あり。

がんじがらめ氏

ちなみに、H31年度の12月の短答式本試験では、合格ボーダーが63%だったんだね!


・設定目標が65点~70点であれば、6~7問ほどミスしてもいいため、企業法のように条文の文言をそのまま暗記するようなことを重視する必要はなく理解重視の勉強スタイルでした。

・短答式試験前は、大手予備校で短答答練が4回では、当時の私はというと、大原の答練で毎回60点~80点を推移していました。(悪いときは50点のときも。。)

これらからわかるように監査論は回によって得点がぶれる科目です。。そのため「守り」の科目としてこの点数の設定は間違ってはいなかったと思います。

がんじがらめ氏

どんな実力者でも、監査論は回によって得点がかなり変動します。「監査論は水物科目」と講師が言うくらい得点が安定しない科目なので、攻めの科目として学習するのは危険だと思っています。


3.監査論の勉強法

がんじがらめ氏

上から順に優先度が高いよ!

なお自分が学習に用いていた教材は、大原の監査論テキスト、大原の肢別チェック、大原の短答答練、監査基準と監査実務指針 だよ。 (大原オンリー!)

①テキストの範囲をカテゴリーごとに分けて、テキストをカテゴリー別に理解しながら読む(5回転は推奨)

⇒はい、でました(笑) まず最初にやるべきことですが、企業法の学習のときと同じこと書いています。

そのくらい私は「テキスト・ファースト」でありまして、テキストの理解を最重視していました。

当時の私が持っていた監査のテキストは確か、「総論」→「監査主体」→「実施論」→「報告論」→「その他」の順の構成でした。

テキストの進め方は、それぞれをセクションごとに分けて「①総論」を読んだら次は「②監査主体」を読むのですが、②に入るその前に①を復習して②を学習する、「③実施論」を学習する前は①、②を復習してから③に入る、という学習したことを何度も復習していくスタイルでした。

例:①を学習⇒①を復習して②を学習⇒①、②を復習して③を学習⇒①、②、③を復習して④を学習⇒以下、繰り返し
またこの方法は一番最初に学習した①は結果として何度も復習することになるのですが、最後の方は①の範囲は見出しだけをみるだけでした。つまりページを超スピードでめくるだけでOKです。これだけでも頭の中で①の範囲は記憶として残り続けます。つまり復習する箇所はがんがん省略してOKです。

(この学習法を「ローリング方式」とでも呼びましょうか(‘_’))

また監査論のテキストは1人で読んだだけでは理解できない項目(実施論のサンプリングの話とか)もあるため積極的に講師に質問していました。

※①の補足 復習時に気を付けること

①の方法でテキストを何度も復習をしていく形になるのですが、復習をする際には始めから全部読む行為はやめたほうがいいです。時間がかかりすぎます。以下の点を踏まえて復習することが効率的です。
・テキストはぱらぱらと一定のペースでめくる形で読むこと。つまり速読をイメージ。見出しを読むだけでも今まで学習してきた事項が思い出す作業につながり、記憶の定着に効果があります。

がんじがらめ氏

企業法の学習法と違い、監査論はテキストを中心にひたすら高速回転していました。
短答合格時は、監査論はテキスト7~8回転してましたね(笑)

全科目共通でいえる私の学習テーマですが、「高速回転で復習を何度もする」です。監査論でも心がけましょう!

② 肢別チェックを最低3回転する。(答練も含めて)

企業法みたいに5回転してください!とはいいません(笑)
位置づけとしてはテキストの理解を深めるイメージで肢別チェックと答練を回していました。肢別チェックの肢がそのまま本試験で出題される可能性も低いため、あくまで理解ベースでの学習です。

ですが、以下個人的な留意事項です。

短答答練は出題予想の肢が含まれるため3回転以上して暗記ベースの学習でもいいとおもいます。
・ただし、次解くときは絶対間違えないと思う問題はスキップしてください。これはどの科目の勉強共通!!
・他の科目も勉強しなければならないため、「高速回転」を心がけてください。

その他 監査基準や実務指針の読み方、使い方について

「監査基準」:背景の部分はちゃんと読んだほうがいい!論文式の勉強で活きるよ!
「実務指針」:答練で出題したところとその近辺は読んどいた方がいい!論文式の配布資料の法令基準集で「どこになにがあるか?」を把握するのに役立つよ!(論文試験のため)

がんじがらめ氏

監査基準も実務指針もノータッチは危険!趣旨の理解のため少しは触れておこう!

がんじがらめ氏

まとめだけど、結局のところ
テキスト7、答練と肢別2、基準1の割合で勉強してたかな!

4.合格時の点数

私は短答式試験を3回受験しているのですが、点数はこんな感じでした。
(うろ覚えですいません。。 )
1回目 60点
2回目 55点
3回目 75点

2回目より1回目の方が高い。。水物科目たる所以か。。

5.私の受験生時代の短答式・監査論 にまつわる体験記(おまけ)

がんじがらめ氏

監査論って、結局つかみどころがない科目だよね。いくら勉強しても「やり切った」と感じづらい科目でした。なので線引き重要!

短答式の監査論の科目だけでも当時は色々なドラマがありました。
私の受験生時代の経験談や他の合格者の情報を載せておきますね

「監査論は一般常識や国語が分かっている奴が解ける」と言って全然勉強していないのに毎回答練で高得点の凄腕がいた。
・ガチで監査論は短答・論文両方で言えるが、点数の増減が激しい。
・本試験より大原短答答練の方が難しかった。(当時)
・当時、監査論と管理会計論はセットで2時間で試験が行われていたが、終わると毎回お通夜みたいな雰囲気になってる。
本試験で監査論と管理会計が終わったら、泣いている女性がいた。
・本試験の回によっては肢別チェックが全く役に立たない回がある。肢別チェックだけをやりすぎないように。

(おまけ:がんじがらめ氏の思い出)
・下の画像は、早稲田大学正門へと続く道。通称「挑戦者の道」である!!※勝手に私が読んでいるだけ。
試験当日は正門近くに予備校の講師が毎回いるのだが、私は試験前はナーバスであるため講師に声をかけられていても完全無視を決め込んでいた!!(講師ごめん!)
これをみると受験生時代の記憶が蘇る。
※私は早稲田大学出身ではない。試験会場が毎回早稲田だったのである。青春の1ページである。

早稲田大学試験会場へと続く道。通称「挑戦者の道」
早稲田大学試験会場へと続く道「挑戦者の道」
がんじがらめ氏

当時の戦略と実際の勉強方法について載せてみたよ!どうだったかな?受験生の参考になれば嬉しいな☺ 次はセンスの科目!管理会計論!

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