論文式での会計学Ⅱの基本的な勉強法を公開するよ!
こんにちは、がんじがらめ公認会計士です。
今回は、会計士試験の論文式の中でも一番時間をかけて勉強する必要がある会計学Ⅱ(財務諸表論+簿記)の勉強法について当時の勉強法を公開していきたいと思います。
⇒会計学Ⅱのみ配点は他科目と異なり200点満点であり、試験時間も3時間です。
正直、会計学Ⅱで科目合格レベルの偏差値(=偏差値56程)を本試験で取ることができれば論文本試験での合格可能性はグッと高まります。
⇒例えば、会計学Ⅱで偏差値56を取ったとして(56-52)×2=8の貯金ができるため、他科目のうち2科目くらいは偏差値を48取ったとしても会計学Ⅱの貯金8でカバーできることができるからです。(×2をしているのは会計学Ⅱは200点満点の試験のため)
⇒なお論文式試験の合格基準が全科目の偏差値52であることを前提でお話しています。
会計学Ⅱを科目合格レベルに仕上げる方法
簿記を毎日解き続ける重要性
ここで先に結論ですが、論文式に受かりたければ簿記は毎日答練2題解き続けるべきです。
(厳密には、簿記2題と租税2題、管理1題の日や簿記3題、租税2題の日など、1日合計5題は計算答練に触れましょう。)
私が短答落ちた時や、1回目の論文を落ちた時または他の試験を落ちている人に共通して言えるのが、
「みんな、落ちるときは計算問題が平均点を下回っている。」
そうなんです。短答に受かると確かに理論中心の学習になるのは仕方ないのですが、計算問題を全く解かなくなる人がいるんです。(昔の私がそうでした。。)そういう人はだいたい、模試でも順位が低いです。
このブログのどの記事でも言っているのですが、
計算問題を毎日最低限解きましょうと言い続けているのは、理論に偏りすぎないようにしてほしいからなんです。
なので
論文式試験の会計学Ⅱで科目合格レベル取るためには
短答式試験に受かっても引き続き、毎日計算答練を解き続けましょう!
なお受験生時代の私は計算答練を毎日最低5題は解いていました。(簿記、租税、管理の答練の中から毎日5題です)
5題以上毎日復習は高速回転による復習が必須なので、私の復習方法については下記の記事を参考ください。
短答式に受かっても計算の実力は毎日磨き続けよう!
論文式試験の受験教材は
大原の計算テキストと大原の計算答練のみです。(1時間答練と論文答練)
財務諸表論の勉強方法
私の財務諸表論の勉強方法はこんな感じでした。
基礎答練期:理論の範囲指定があるため、答練前にテキストの理論を暗記
応用答練期: 理論の範囲指定があるため、答練前にテキストの理論を暗記
直前期:引き続き、テキストの理論を暗記しつつ、基礎答練と応用答練で出題した新しい理論の範囲を暗記。
はい、このように特に特別に目新しい勉強方法はないのですが(笑) とにかく財務諸表論についてはたったの1行回答しただけで5点とか10点の素点が付くので、
「学習してきた所については次は絶対に書けるようにする」
という意識で学習していました。
また、理論学習の中心はテキストになるので、答練で新しい論点が出題された場合には、答練の回答をコピーしてテキストに張り付けて、知識の集約をしていました。
理論の暗記方法について
私の理論の暗記方法はこんな感じでした。
キーワード中心の暗記学習!
つまり、、
・テキストを読む。内容を理解する。
・一回テキストを離れ、頭の中で読んだことを説明できるか確認する。
・説明できそうならば、あとはその内容のキーワードを何個か暗記する。
⇒キーワードをいくつか暗記しておくことでテキストの内容を答練時や本試験の際に完全にではなくとも8割型思い出すことができるためです。
私はテキストを全文暗記することはさすがに無理でしたが、キーワードを思い出せれば、テキスト内容の8割は復元を本試験でできるとおもい、キーワード中心の学習にしていました。
なのでキーワード暗記の学習というと少し聞こえが悪いですが、内容を理解したうえでキーワードを思い出すことができれば内容の8割型は答案作成の際に復元できるのではないでしょうか。
なので、キーワード中心の学習をしていました。
皆さんも本試験時にどうすれば、答案作成ができるだろうかという視点に立って、学習方法を決めることが大事です。
他にも財務諸表論の学習方法は私のなかであるのですが、基本的な部分はこんな感じですね。
ちなみに、論文の財務諸表論の学習で用いていた教材は、大原テキスト、大原答練くらいで、他の予備校教材は用いていませんでした。