2019年度修了考査の合格率減少と考察【落ちた人の特徴まとめ+転職活動】

修了考査
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2020年4月17日に2019年度修了考査(令和元年)の合格発表がありましたね!

試験に合格された方はおめでとうございます!

残念ながら落ちた方に関しては、この記事を読む頃にはそろそろ立ち直っているとおもうので次の試験対策を進めていきましょう!

ということで、今回の記事では

2019年度の公認会計士 修了考査についての個人的考察
・今後の試験対策について
・合格者向けの転職活動に向けてのアドバイス

に関する記事となります。

気になる内容は以下目次で確認ください♪

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2019年度 修了考査の合格発表の概要


合格発表日 2020年4月17日

受験願書提出者数 1,896名

受験者 1,749名

合格人数 854人

(エリア別合格者 東京都617名、愛知県60名、大阪府154名、福岡県23名)

対受験願書提出者数合格率 45%

対受験者数合格率 48.8%

引用元:日本公認会計士協会のHP 以下リンク先

https://jicpa.or.jp/syuryokousa/

合格発表日の延期と修了考査成績通知という2つのサプライズがありました

サプライズ① 合格発表日の延期


本来の合格発表日は例年通りの4月の初旬でしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴う緊急事態宣言の影響を受け、合格発表日が17日と延期となりました。

サプライズ② 修了考査成績通知


今回のみの特例措置として、全科目受験者でかつ、不合格者にのみ対象に「修了考査成績通知」を発送するそうです。


この「今回のみの特例措置」という理由ですが、個人的には合格率48.8%と関係しているのではないかと考えます。


おそらくどこかの科目で「足切り(得点比率40%未満)」を受けている方が例年以上に多いため、成績通知で開示することで、暗に間接的に落ちた方に対して足切りにより不合格だったと伝えるためかと推察します

令和元年度修了考査の受験者の内、全科目を受験した上で合格とならなかった方へは本年6月を目途に成績通知書を送付します。成績通知書の送付は、令和元年度修了考査を対象とする特例措置です。なお、修了考査実施細則第17条に定めているとおり、成績の照会については応じておりません。

引用元:公認会計士協会HP

合格率の低下を考察


従来から今年までの合格率の推移は、以下の様になります。

例年の合格率 およそ68%

2018年度 対受験者数合格率 56.1%

2019年度 対受験者数合格率 48.8%


上記のように、2018年度から一気に合格率が低下しています。


今回のみ特例措置として、全科目受験者でかつ、不合格者にのみ対象に「修了考査成績通知」を発送することを踏まえると、私の個人的意見としては、合格者を減らそうという意図よりかは、おそらくどこかの科目で「足切り(得点比率40%未満)」となっている受験者が増加しているのが要因と推察しています。


不合格者の成績通知書を集めてみれば、結構な足切りをされている方が多いのではないでしょうか。


ちなみに修了考査を受験した身からすると、修了考査の難易度は「かなり難しい」です。 

論文式試験+アルファ という感じの難易度です。


理由は、会計士論文式試験の範囲に加えて論文科目には無い相続税などの税務やIT実務が加わり、かつ、学習時間に制約があるためです。


なので、ある科目について得点比率40未満が続出するのもわかる気がします。

今後の傾向と試験対策について


今後も同様の合格水準が続くと想定されるため、私が以前から推奨しているように、「試験勉強は遅くとも夏の7月あたりから開始しましょう」

詳しくは、こちらを参考ください。



自分の周りで今回落ちた人の特徴まとめ


私が以前勤めていた監査法人の後輩3名が今回の修了考査を受験したのですが、なんと3人とも不合格でした。

3人とも試験の1カ月前から勉強を開始していたので、不合格の理由は明らかでした。

つまり、圧倒的に学習時間が足りていませんので、この記事を読んでいる受験者の方は遅くとも夏から受験を開始しましょう。

なお私の当時の学習方法は、以下をご参照ください。



今後のキャリアと転職活動


修了考査を合格された方は遂に公認会計士登録ができますね!


あなたの市場価値も一気に高まります。


監査法人からの転職、独立を考えている方やそうでない方も一度はマイナビ会計士に登録することをお勧めします。

どのような案件があるか確認し、改めてご自身のキャリアを考える機会になると思います。

以下、マイナビ会計士のリンク先となります♪

マイナビ会計士


本当に遊びに行くような気持ちで面談にいってみてください。

話を聞くうちに、やりたいことが見つかるかもしれません!

ちなみに私がマイナビ会計士の面談に行った話は以下、ご参考ください。





修了考査の予備校について


私は、修了考査の予備校についてはTACを選びました。


理由は、周りのみんなもTACを選択していたからです。


周りより時間をかけて学習し、テキストと答練の完成度を高めることを作戦にしていました。


なお、修了考査の受講費はおよそ20万円です。


TACが気になる方は以下を参考ください。

https://www.tac-school.co.jp/kouza_kaikei/kaikei_crs_successful_syuryokosa.html

今回のおすすめ本 「相続税、私が払うの?」

相続税、私が払うの? 著者:五十嵐明彦(公認会計士)


相続税を勉強したい方、またこれから修了考査を受験する会計士試験合格者におすすめの相続税の全般を説明している本となります。

小学生が読んでもわかりやすい内容なので、読んでいてもあまり脳に負担を感じず、すらすらと読めるところがこの本のいいところです。

私は修了考査の前にこの本と出会いたかった!


難しい記載はほとんどなく、初学者が読んでもすっと頭に入ってくるし、すぐに読み終わるため相続税の初学者や勉強したけど忘れてしまった方におすすめです。

今回はここまで!

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