こんにちは
がんじがらめです。
今回の記事では、
会計士が転職や独立をする前に、監査法人でもっと取り組んでおけば良かったと思う事を挙げていきたいと思います。
たらればの話となりますが、
将来、監査法人を退職し転職や独立を考えている方に、
私が感じる「監査法人にいるときにもっとこうしておけばよかった」をお伝えできればと思います。(とはいうものの、私は監査法人は5-6年勤めて退職しているため、それ以上の勤務経験の方にはレベルが低くてあまり参考にはならない話かもしれませんが、あしからず)
監査法人退職前に積極的に取り組んでおけば良かったと思う事
固定資産の減損検討調書や退職給付引当金などの見積もり調書の担当をもっと多く経験しておけばよかった
わたしが退職したときの監査法人の立ち位置としては、
会計士登録を終えて1-2年が経ちチームの主軸を担うようなポジションでした。
このようなポジションであれば、会計士の腕の見せ所ともいえる減損検討や見積り系調書の担当を多く経験できます。
そして、独立したいまでも会社の減損検討に携わることがあり、
監査法人にいるときに、積極的に手を挙げて減損や見積り系調書の担当を多く経験しておけばよかったと思う事がありました。
また、税金・税効果の調書ももうすこし経験しておけばよかったともおもえます。
上場準備企業のアサインをもっと多く経験しておけばよかった
会計士の求人の1つにIPOを目指す企業のCFOやIPOコンサルなどがあります。
たまにわたしにもCFOやってみない?
というようなお誘いがあったりしますw
そのときはお断りしたのですが、いつかCFOを経験してみたいとはおもうので
それを踏まえると、監査法人のときにはもうすこし上場準備企業の監査を経験しておけばよかったとおもうのです。
CFOの求人と会計士の相性は良いので
将来、CFOを経験してみたい人は、監査法人のときは積極的に上場準備企業の監査を希望してみるのをおすすめします。ただし、IPOを目指す企業の監査はくそ忙しいですが、、、
もっとTOEICのスコアを高めておけばよかった
これは究極のたらればの話ですが、
英語能力は依然としてどの業種でも必須であるため
監査法人のときからTOEICスコアを高める努力をしたほうがよいです。
わたしも監査法人のときから微量ではありますがTOEICの学習をしていましたが、
もうすこししておけばよかったです。
というのは、やはり英語ができるというだけで、
会計士としての携わる案件の選択肢がかなり広がるためです。
逆に不得意だと機会損失!
また、英語はリーディングとライティングさえできれば業務上なんとかなりそうなので
まずはTOEICに取り掛かるというのは良いかもしれません。
IFRS適用の監査クライアントのアサインをもっと多く経験しておけばよかった
これも監査法人を辞めた後に気づいたのですが、
IFRSに関する案件というの多く、
最近ではIFRS16号の「リース」に関する処理の相談が多いです。
このようなニーズもあるため監査法人のときには、IFRS適用企業の監査の経験をもっと多く積んでおけば良かったと思います。
余談:「備えあれば憂いなし」ではあるが、それよりも重要なのは「ノリ」である
このように本記事では、「退職前にこうしておけばよかった」と各項目を記載しておりますが
これらはあくまでプラスαのお話です。
今現在のあなたが本当に監査法人を退職したいとおもうのであれば
いま退職しても、それでもよいとおもいます。
根拠としては、なにも考えずに監査法人を退職したわたしが今もなんとかなっているからですw
また、わたしの周りのひとたちも転職したり独立したりしていますが、どうにかなっているからですw
人間は環境の適応能力があるのですね。
なので、退職前に英語なり、減損調書を経験することはとてもよいことだとおもいますが、
もっとも大事なのはじぶんの気持ちを優先させることなので、
退職したいのであれば退職してしまいましょう。どこにでもなんとなく働いているひともいるとおもいますが、
もう少しじぶんの気持ちを優先させましょう。
「こうしておけばよかった」とおもうことは退職したあとでも挽回することは可能ですよ。
ということで今回はここまで!
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