こんにちは
今回の記事では公認会計士試験の短答式・論文式・修了考査・簿記検定の10年分の試験の受験者数や合格者数および合格率の推移をみていき、最近の会計試験のトレンドを把握する記事となります。
みなさまの資格試験のお役に立てれば幸いです!
公認会計士試験の短答式試験における、2015年(平成27年)から2024年(令和6年)までの受験者数、合格者数、合格率、そして合格ボーダーラインの推移を以下の表にまとめました。
年度 | 願書提出者数 | 答案提出者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格ボーダーライン |
---|---|---|---|---|---|
2015年(平成27年) | 10,180人 | 8,620人 | 1,507人 | 17.5% | 60%(第Ⅰ回)67%(第Ⅱ回) |
2016年(平成28年) | 10,256人 | 8,644人 | 1,501人 | 17.4% | 67%(第Ⅰ回)66%(第Ⅱ回) |
2017年(平成29年) | 11,032人 | 9,416人 | 1,669人 | 17.8% | 71%(第Ⅰ回)64%(第Ⅱ回) |
2018年(平成30年) | 11,742人 | 10,153人 | 2,065人 | 20.4% | 70%(第Ⅰ回)64%(第Ⅱ回) |
2019年(令和元年) | 12,532人 | 10,563人 | 1,806人 | 17.1% | 63%(第Ⅰ回)63%(第Ⅱ回) |
2020年(令和2年) | 13,231人 | 11,598人 | 1,861人 | 16.0% | 57%(第Ⅰ回)64%(第Ⅱ回) |
2021年(令和3年) | 14,192人 | 12,260人 | 2,060人 | 16.8% | 62%(第Ⅰ回)—(第Ⅱ回未実施) |
2022年(令和4年) | 18,789人 | 16,701人 | 1,979人 | 11.8% | 68%(第Ⅰ回)73%(第Ⅱ回) |
2023年(令和5年) | 20,317人 | 18,228人 | 2,103人 | 11.5% | 71%(第Ⅰ回)69%(第Ⅱ回) |
2024年(令和6年) | 16,678人 | 11,003人 | 1,041人 | 9.5% | 75%(第Ⅰ回)78%(第Ⅱ回) |
過去10年間で会計士受験者数は増加傾向にあります。背景にはSNSやYouTubeでの会計士受験に関する情報が拡散され受験への敷居が下がっていることが要因かもしれません。また会計士予備校のCPAが大手として台頭してきていることも大きいです。
いずれにせよ、受験者数は増加しているものの合格者数は抑えられているので短答式試験の難易度は難化傾向にあるといえます。
また10年前と比べて、IFRSや新たな会計基準も試験範囲に加わっていることも踏まえれば、今の受験生の方が試験範囲も広く、合格するのに大変なのかもしれませんね。
論文式試験の2015年~2024年の合格率
公認会計士試験の論文式試験における、2015年(平成27年)から2024年(令和6年)までの受験者数、合格者数、そして合格ボーダーラインの偏差値を以下の表にまとめました。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格ボーダーライン(偏差値) |
---|---|---|---|
2015年(平成27年) | 3,086人 | 1,051人 | 52.0 |
2016年(平成28年) | 3,138人 | 1,108人 | 52.0 |
2017年(平成29年) | 3,306人 | 1,231人 | 52.0 |
2018年(平成30年) | 3,678人 | 1,305人 | 52.0 |
2019年(令和元年) | 3,792人 | 1,337人 | 52.0 |
2020年(令和2年) | 3,719人 | 1,335人 | 52.0 |
2021年(令和3年) | 3,992人 | 1,360人 | 52.0 |
2022年(令和4年) | 4,067人 | 1,456人 | 52.0 |
2023年(令和5年) | 4,192人 | 1,544人 | 52.0 |
2024年(令和6年) | 4,354人 | 1,603人 | 52.0 |
会計士の論文式試験については、過去10年間の合格基準は一律に偏差値52と一定であります。
論文式試験については、大きな変化はみられませんね。
修了考査の2015年~2024年の合格率
公認会計士試験の修了考査における、2015年(平成27年)から2024年(令和6年)までの受験者数、合格者数、合格率を以下の表にまとめました。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2015年(平成27年) | 1,811人 | 1,301人 | 71.8% |
2016年(平成28年) | 1,649人 | 1,147人 | 69.6% |
2017年(平成29年) | 1,536人 | 1,065人 | 69.3% |
2018年(平成30年) | 1,495人 | 838人 | 56.1% |
2019年(令和元年) | 1,749人 | 854人 | 48.8% |
2020年(令和2年) | 1,936人 | 959人 | 49.5% |
2021年(令和3年) | 2,174人 | 1,404人 | 64.6% |
2022年(令和4年) | 2,000人 | 1,392人 | 69.6% |
2023年(令和5年) | 1,958人 | 1,495人 | 76.4% |
会計士の修了考査に関しては、2018年~2020年の3年間は合格率が50%台であり
相当合格するのに大変な時代がありました。
しかし2021年以降は、合格率が上昇し、昔の合格率7割の時代に戻っています。
日商簿記1級の2015年~2024年の合格率
以下は、日商簿記1級(2015年~2024年)の受験者数・合格者数・合格率の推移をまとめた表です
回次 | 試験日 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|---|
第140回 | 2015年6月14日 | 10,361名 | 8,108名 | 716名 | 8.8% |
第141回 | 2015年11月15日 | 11,791名 | 9,087名 | 873名 | 9.6% |
第143回 | 2016年6月12日 | 9,845名 | 7,792名 | 846名 | 10.9% |
第144回 | 2016年11月20日 | 11,062名 | 8,416名 | 783名 | 9.3% |
第146回 | 2017年6月11日 | 9,064名 | 7,103名 | 626名 | 8.8% |
第147回 | 2017年11月19日 | 10,675名 | 8,286名 | 487名 | 5.9% |
第149回 | 2018年6月10日 | 9,429名 | 7,501名 | 1,007名 | 13.4% |
第150回 | 2018年11月18日 | 9,852名 | 7,588名 | 680名 | 9.0% |
第152回 | 2019年6月9日 | 8,438名 | 6,788名 | 575名 | 8.5% |
第153回 | 2019年11月17日 | 9,481名 | 7,520名 | 735名 | 9.8% |
第155回 | 2020年6月14日 | 中止 | – | – | – |
第156回 | 2020年11月15日 | 10,078名 | 8,553名 | 1,158名 | 13.5% |
第157回 | 2021年2月28日 | 7,785名 | 6,351名 | 502名 | 7.9% |
第158回 | 2021年6月13日 | 9,310名 | 7,594名 | 746名 | 9.8% |
第159回 | 2021年11月21日 | 11,389名 | 9,194名 | 935名 | 10.2% |
第161回 | 2022年6月12日 | 11,002名 | 8,918名 | 902名 | 10.1% |
第162回 | 2022年11月20日 | 12,286名 | 9,828名 | 1,027名 | 10.4% |
第164回 | 2023年6月11日 | 11,468名 | 9,295名 | 1,164名 | 12.5% |
第165回 | 2023年11月19日 | 12,886名 | 10,251名 | 1,722名 | 16.8% |
第167回 | 2024年6月9日 | 11,798名 | 9,457名 | 992名 | 10.5% |
第168回 | 2024年11月17日予定 | 12,939名 | 10,420名 | 1,572名 | 15.1% |
日商簿記検定1級については10年前と比べて受験者数も増加傾向にあり、合格率も10%以上の回が増えてきています。10年前は合格率が10%を切るのが普通でしたが時代は変わりましたね。
日商簿記2級の2015年~2024年の合格率
以下に、日商簿記2級の2015年(平成27年)から2024年(令和6年)までの受験者数、実受験者数、合格者数、合格率を古い順にまとめました。
回次 | 試験日 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|---|
第139回 | 2015年2月22日 | 71,969名 | 55,225名 | 12,054名 | 21.8% |
第140回 | 2015年6月14日 | 62,473名 | 47,480名 | 16,395名 | 34.5% |
第141回 | 2015年11月15日 | 76,207名 | 59,801名 | 7,042名 | 11.8% |
第142回 | 2016年2月28日 | 90,693名 | 70,402名 | 10,421名 | 14.8% |
第143回 | 2016年6月12日 | 58,198名 | 44,364名 | 11,424名 | 25.8% |
第144回 | 2016年11月20日 | 72,408名 | 56,530名 | 7,588名 | 13.4% |
第145回 | 2017年2月26日 | 78,137名 | 60,238名 | 15,075名 | 25.0% |
第146回 | 2017年6月11日 | 58,359名 | 43,767名 | 20,790名 | 47.5% |
第147回 | 2017年11月19日 | 63,757名 | 47,917名 | 10,171名 | 21.2% |
第148回 | 2018年2月25日 | 65,560名 | 48,533名 | 14,384名 | 29.6% |
第149回 | 2018年6月10日 | 52,694名 | 38,352名 | 5,964名 | 15.6% |
第150回 | 2018年11月18日 | 64,838名 | 49,516名 | 7,276名 | 14.7% |
第151回 | 2019年2月24日 | 66,729名 | 49,766名 | 6,297名 | 12.7% |
第152回 | 2019年6月9日 | 55,702名 | 41,995名 | 10,666名 | 25.4% |
第153回 | 2019年11月17日 | 62,206名 | 48,744名 | 13,195名 | 27.1% |
第154回 | 2020年2月23日 | 63,981名 | 46,939名 | 13,409名 | 28.6% |
第155回 | 2020年6月14日 | 中止 | |||
第156回 | 2020年11月15日 | 51,727名 | 39,830名 | 7,255名 | 18.2% |
第157回 | 2021年2月28日 | 45,173名 | 35,898名 | 3,091名 | 8.6% |
第158回 | 2021年6月13日 | 28,572名 | 22,711名 | 5,440名 | 24.0% |
第159回 | 2021年11月21日 | 27,854名 | 22,626名 | 6,932名 | 30.6% |
第160回 | 2022年2月27日 | 21,974名 | 17,448名 | 3,057名 | 17.5% |
第161回 | 2022年6月12日 | 16,856名 | 13,118名 | 3,524名 | 26.9% |
第162回 | 2022年11月20日 | 19,141名 | 15,570名 | 3,257名 | 20.9% |
第163回 | 2023年2月26日 | 15,103名 | 12,033名 | 2,983名 | 24.8% |
第164回 | 2023年6月11日 | 10,618名 | 8,454名 | 1,788名 | 21.1% |
第165回 | 2023年11月19日 | 11,572名 | 9,511名 | 1,133名 | 11.9% |
第166回 | 2024年2月25日 | 10,814名 | 8,728名 | 1,356名 | 15.5% |
第167回 | 2024年6月9日 | 7,786名 | 6,310名 | 1,442名 | 22.9% |
第168回 | 2024年11月17日 | 9,116名 | 7,589名 | 2,187名 | 28.8% |
日商簿記検定2級については、過去10年間の推移をみると受験者数が減少しているようにみえますが、これは2級では近年でインターネット受験が認められるようになり、そのインターネット受験者数がこの表に反映されていないためです。
合格率でみるとそこまでの大きなトレンドの変化はないため、2級については昔と比べて大きな変化はないですね。
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