若手会計士30代で年収2,000万円稼ぐ人の特徴まとめ【独立・フリーランス】

独立
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監査法人を退職し、フリーランス会計士として活動して早くも半年が経ちます。

この短い期間の中でも数名の独立された会計士の方とお会いする機会がありました。

今回の記事ではその中でも、独立されている若手30代会計士で年収が2,000万円を超えている方々に見られる共通の特徴を見ていきたいと思います。

(実際には年収2,000万円を超えているかをご本人から確認をしているわけではないですが、手掛けている案件や件数、話の内容などである程度推測して超えていそうな方も含めています。)

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年収2,000万円プレーヤーとは83人に1人の存在


まずは、年収2,000万円がどのくらいすごいのか、改めて数値で確認していきましょう。

厚生労働省が公表している「所得の分布状況」(個人別ではなく、世帯収入ではありますが)をみると、
年収2,000万円以上とは全体の約1.2%であり、換言すると83人に1人が2,000万円以上となります。
(引用元:厚生労働省 平成28年度調査 より)

リンク先は以下

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/03.pdf


83人に1人の存在といえます。なかなかすごいですね。

年収2,000万円の手取りは約1,300万円


また、年収2,000万円の手取り額を簡易的に計算してみました。

年収2,000万円は、所得税377万円、住民税175万円、社保や年金などで156万円が差し引かれるため、手取り額としては1,300万円となります。

(もちろん就業地、扶養人数など個々の諸々の条件で控除額は変動しますが)

税金等で3分の1は控除額として持っていかれるのは辛いですね。。

特徴1 会計士同士(同業者同士)のゆるやかなコミュニティに属している 



年収2,000万円プレーヤーの会計士の方々にみられる共通の特徴の1つに、
彼らは何らかの会計士同士のゆるやかなコミュニティに属しており、そこでお互いに案件の紹介や業界の情報の交換が行われ、人脈が形成されている様でした。

ここでいうコミュニティとは「〇〇会」という公式的な組織ではなく、定期的に連絡を取り合う複数人の会計士で形成されているチームというようなイメージです。

特徴2 複数案件を手掛けている



年収2,000万円プレーヤーの会計士の方々にみられる共通の特徴の2つに、1つの長期的な案件にがっつり従事しているわけではなく複数の案件を同時並行的に手掛けているようでした。

そのため収入源が複数ある様です。

特徴3 常に新しいことにチャレンジしている



年収2,000万円プレーヤーの会計士の方々にみられる共通の特徴の3つに、彼らは常に何か新しいことにチャレンジしている人が多いです。

久しぶりに話す機会があると、「最近、こういう事を始めてみたんだよね」という人が多い印象です。
また話題も豊富です。純粋に話していて楽しい!

リスクを取りながらも常に新しいことにチャレンジする姿勢を持っている人が多いので、個人的には見習いたい姿勢です。

特徴4 コンサルティング業務を手掛けている



年収2,000万円プレーヤーの会計士の方々にみられる共通の特徴の4つに、彼等の収入源の中でもコンサルティング報酬のウエイトが大きい様子です。

税務を手掛ける会計士もいれば、監査を手掛ける会計士もいらっしゃいますが、彼らは別としてコンサルティング業務を行っており、当該業務での収入が大きい様子でした。

またここでいうコンサルティング業務とは主に、財務DD,IPO支援業務、IFRS導入支援業務、決算業務支援 などです。

専門能力が高い人=年収2,000万という訳ではない【個人的な考察】

年収2,000万円プレーヤーの特徴を4つを挙げましたが、私は「専門能力が高い人」という特徴は挙げていません。

彼等を観察していると感じるのは、「専門能力が高い人」という要素は十分条件ではあっても必要条件ではない気がしています。

もちろんクライアントから信頼を勝ち取るためには「専門能力が高い」という要素は重要ですが、
それ以上に「営業力」「コミュニケーション能力」「好奇心」「リスクを取る姿勢」という要素が重要ではないのかというのが、彼らを見ていて思うのです。


おまけ【今回のお勧めの本】会計士・税理士はこれからどう生きるか



今回の記事に関連して皆さんにご紹介する本はこれです!

「会計士・税理士はこれからどう生きるか」 著:freee㈱ 出版:KADOKAWA

様々な経済紙などで、AIの進化によって「将来なくなる職業ランキング」が発表され、その中で会計士や税理士は上位にランクインしています。

今後の本格的なAI時代に突入した場合に会計士や税理士の仕事がどうなるのかをfreee㈱のCEOや現役会計士や税理士が答えていきます。

内容のほとんどは、freee㈱のプロダクトである会計freeeや給与freeeの宣伝、およびfreeeのコミュニティについての説明本になります。
(本のタイトルに対して本の内容がきちんと明確な回答をしているか疑問な部分はありますが、、)

今勢いのあるfreee㈱に関して学べる書籍である点や

「コミュニティ」に属する重要性を説いている項目は、年収2,000万円プレーヤーの会計士の特徴の1つと重なる部分もあるので、一読する価値はありだと思います。

是非手に取ってみてください!

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