【失敗ばかりの合格体験記】試験に落ちてしまった君へ贈る言葉

短答対策
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こんにちは、がんじがらめ公認会計士です。

毎年11月中旬になると公認会計士の論文式試験合格発表があります。
11月中旬になるといつも自分の合格発表のときを思い出します。

文字通り、涙で枕を濡らすくらいにとても辛い経験もしてきましたので。

私もこの合格発表を3回経験しているのですが、合格した年も落ちた年もすべて午前に発表される公認会計士監査審査会のホームページで合否を確認していました。

ホームページでの発表よりも前に30分くらい早く、金融庁に行けば合格の掲示がみれるため、金融庁で合格を確認した人たちはみんな一斉にTwitterなんかでつぶやいているわけなんですが、受験生当時は「ええい、やかましい」なんて感じで思っていました。

論文式試験は3回目で受かるわけなんですが、1回目と2回目でそれぞれ不合格になったときの心境とどうやって立ち直ったかについて、今回は語っていきたいと思います。


今回は私の合格体験記です。

失敗ばかりで正直泥臭いです。

七転び八起きな受験生活でした。

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失敗ばかりだった私の合格体験記

論文式試験は1回目の不合格でした。努力不足でした。

論文式試験1回目は圧倒的に私の勉強不足が要因で落ちたようなものでした。

なので、すべてを出し切ったわけではなかったので、悔しいものの来年必ず合格すればいいかという思いで案外すぐに気持ちは吹っ切れて、勉強を再開することができました。

ですがさすがに、合格発表から1週間は予備校に寄りもせずに自宅でひたすら寝ていたとおもいます。

私の過去の経験上、辛いことがあるとそれを忘れるためには結局のところ最良の良薬は時の経過ということがわかっていたので、アルバイトの時間以外はあえてひたすら家で寝ていました。
(当時はほぼ毎日アルバイトで生計を立てながら受験勉強をしていたため、苦学生でもありました)

寝まくるのですが、起きても思いっきり反省したりネガティブな気持ちにあえてするんです。

ネガティブな気持ちにならないようにするよりもあえてネガティブな気持ちに思いっきり浸った方が私の感覚的には、その後も吹っ切れたりできます。(私は単純なだけかもしれません)

1週間必要最低限は誰とも連絡を取らずにいると傷心も少しは癒えてくるのがわかります。

そして1週間後、予備校に行きすぐには勉強を開始せずに合格した友達や不合格だった友人と話しながら来年に向けて少しずつ受験勉強を再開していくのでした。

1回目の論文式試験に落ちた時に印象的だったのが、合格発表当日に不合格だった友人A君から電話がきて、「来年は絶対に2人で受かろうな」と声をかけてくれたことでした。

私なんかよりずっと勉強していて悔しいはずのA君が私を励ますために電話をしてきてくれたのでしょう。A君のあの時の電話には本当に感謝しています。

また、いつも全く勉強はしないが予備校に来ては話ばかりしている金持ちの友達B君からも、不合格の私を心配してか発表日の夜に電話をかけてきました。



「お前、あんだけ昼飯奢ったのに何で論文落ちてるねん。とりあえず俺に謝ろうか」



※B君は受験で落ちた仲間がいたら毎回、喫茶店とかに呼び出してお説教したりするひとでした。お説教が好きなのです。


最悪の一言を放ってきましたが毎回彼はこんな感じで、逆にいつも通りに接してくれたので元気をもらいました。


このような形で論文1回目は不合格だったもののすぐに勉強を再開させることができたのでした。「来年は必ず合格してやる!」という想いを胸に。


それでも次も不合格。正にがんじがらめ。もう本当に辛かった論文2回目の合格発表

2回目の論文式受験ということでかなり気合をいれて受験勉強をして受験したのですが、正直手ごたえがなさ過ぎて本当に受かっているかわからない状態でした。自己採点もしたもののそれでも手ごたえがわからなく、合格発表までの約2か月を悶々と過ごしていた気がします。

そして発表当日。心臓が自然とバクバクしながら、受験番号を探したのですが、番号がありませんでした。「あー」という力の無い声が自然と出て、ベッドに倒れこんでいました。

辛い、本当に辛い。やるだけのことはこの1年間やったつもりだった。もうこれ以上何をすればいいのかわからなかった。
泣きまくりました。泣いて枕を濡らすという、本当に自分はどうしようもない人間だと憐れみました。

とりあえず、実家の両親に不合格の電話をしましたが、今にも親の前で泣きそうでしたが、電話では気丈に振る舞っていた気がします。

受験仲間のA君は合格していました。さすがに当日はみんな気を遣ってくれたのか電話やlineの連絡はありませんでした。

翌日の昼頃になると、金持ちで勉強をしないB君から電話があり

「今から○○の喫茶店に来い」と言われました。


B君とサシでのお説教かと思ったら、そこにはA君もいるのでした。

今となっては正直そこで何を話したかとかは全く覚えていないのですが。。
(たぶんB君からはあんだけ飯奢ったのにとはまた言われている気がします(笑))

ただ一つ覚えているのが、そこで私の合格のための「覚悟」が足りていなかったんだと気づいたことです。

この喫茶店での会合で私は本当の意味で合格のためならなにをすることも厭わないという覚悟ができました。

つまり「会計士試験に合格するまで俺は絶対諦めない」という強い覚悟です。強いマインドが欠けていた。どこかで甘えていたのかもしれません。


この日を境に、早速三回目の論文式試験の受検をスタートさせたのでした。

そして数日後には、その時住んでいた場所から、予備校から近い場所に引っ越しました。

アルバイトが終われば速攻、予備校に行って勉強、勉強。

予備校が終われば、夜中までやっている喫茶店で勉強、勉強。

帰宅したら、少し外でランニングして、翌朝になるとまたアルバイト。

こんな日が毎日のように繰り返されました。
お金もない、毎日勉強で、次の試験の合格の保証もなかったのですが、ただ不思議と辛くはなく、毎日が充足されていた気分でした。

理由は、「いまのこの小さい積み重ねはやがて大きな一歩につながる。多分俺は公認会計士試験に受かるんだろうなぁ」と、日々の生活から自信を得られていたからだと思います。
(ポジティブですね(笑))



やがて、受験生活では何度も答練の成績優秀者になり、模試も2桁の順位で本試験を迎えることができました。

あの日々は間違いなく青春そのものでした。


また私なりの成功哲学というものがここで形となった気がしました。
「覚悟」をもって、なりふり構わず情熱的に取り組むことが、何かを成し遂げるためには必要なのだと身をもって分かったからです。


論文3回目 遂に合格!

論文3回目の本試験は終わったときから少し手ごたえを感じており、自己採点をしてみたら更に合格を確信しました。

合格発表当日は、胸をバクバクさせながらも自分の受験番号を確認し、合格を知ったのでした。

合格したときは自分よりも母親がとても喜んでくれました。
私は嬉しさがこみ上げるというよりかは受験生活が終わった安堵感とこれから監査法人で働く恐怖感を抱いていました。




試験で不合格となった君へ贈る言葉

短答式や論文式試験で不合格となったら相当しんどいですよね。人生をかけて挑んでいるわけなので。

私も経験者なので、ものすごいわかります。


勉強時間の量・毎日真剣に勉強に向き合った時間の多さに比例して落ちたときの精神的ダメージも大きいと思います。

そこでなのですが、不合格者にも合格者にもなった私から、もし傷心されている方がこの記事を見られているならば、

僭越ながら次は絶対合格できるようにアドバイスをさせて頂ければと思います。

・試験で落ちたら、すぐに勉強を再開しなくてもいいんじゃない?1~2週間は思いっきりネガティブな気持ちに浸りながら涙を流すのもいいもんだ。悔しい気持ちを一旦すべて洗い流そう。

・勉強再開したら、落ちた試験の問題と答えをみて1人反省会しよう。何で間違ったのかを自分なりに分析して次の試験では同じ過ちを犯さないように勉強方法に工夫をしよう。

・今回試験に落ちたこの悔しさと次は必ず合格するという意気込みを口に出して、この気持ちを胸に刻もう。受験期間に気持ちがぶれた時に思い出せるように!



大丈夫!君なら次はきっとできる!

今回はここまで。

ご閲覧ありがとうございます。

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